26.  CubeSAT アンテナ・シミュレーション                            2019/3/28

   NEXUSのアンテナ・シミュレーションを追加しました。(最下段)

 

CubeSAT(100☓100☓100mm)に145.9MHzと436.5MHzのモノポールを付けた時の最適な寸法をMMANAでシミュレーションしました。

145.9MHzと436.5MHzのモノポールを同一面に90°で配置した場合と直線状に反対側に配置した場合をシミュレーションしました。

SATの筐体はφ6の棒を12稜線としています。アンテナの設置位置は稜線から中心へ20mmとしました。

給電しない側のアンテナは10pFで筐体に結合しているとしました。アンテナ材はφ2.222(0.3t☓3.2巾mm)としました。

    下左図は下側145.9MHz,左側436.5MHzモノポール。           下右図は下側145.9MHz,上側436.5MHzモノポール。

   ↓145.9MHz L型        ↓436.5MHz L型           ↓145.9MHz I型              ↓436.5MHz I型

145MHzと436MHzのアンテナは相互に影響します。また放射していない側のアンテナと筐体の結合度によってエレメント長が変化します。

結合度は無線機固有の出力インピーダンス(例:145MHz出力に436MHzが入ったときの結合度 等)や同軸ケーブルの静電容量により変化します。

アンテナの放射パターンは145.9MHzアンテナと436.5MHzアンテナ共に大きな違いはありませんが,L型の場合は145.9MHzと436.5MHzの偏波が90°になっています。 I 型の場合は,アップリンクとダウンリンクの偏波が一致すると思われます。(Fox-1はI型)                         (一部修正)

関連サイト:25.CubeSAT SWR測定用同軸ケーブルが測定に影響を与えるシミュレーション

 

★下記にNEXUSのアンテナ・シミュレーションを行いました。(MMANA-GAL)                                                         2019/4/2

435MHzと145.9MHzが2本つづ取り付けられていますので,相互に影響しています。

1.4本のエレメントの結合は密で,相互に大きく影響し調整で合わせるのは非常に困難。

2.シミュレーションでは同軸ケーブルの接続シロを見込んでjXは-にする。
3.シミュレーションでは1本当たり4回ぐらい行ったので合計16回以上繰り返した。

435.90MHzエレメント 3Dパターン →                     水平偏波          水平+垂直          垂直偏波

437.073MHzエレメント 3Dパターン→              水平偏波        水平+垂直       垂直偏波

 

 

 

← 日本大学ホームページより

 

                                                      おわり