13.  DESPATCH、しんえん2の受信に銀フィルター?の活用                   2014/12/11
 旧ホームページから移植したので、不具合、文字抜け等が有りましたらご連絡ください 

             000 141021 1055                       
銀フィルターとは、何に!?。
これは当局が適当に付けた名称です。(一般的には通用しません)

以下は、当局の独断の思い込みです。
2014年
12日3日に"はやぶさ2"の相乗り衛星として「しんえん2」と「DESPATCH」共に打ち上げが成功しました。
今回の「しんえん2」と「DESPATCH」は、今までの衛星と違って地球周回だけでは無く月より遠い深宇宙まで
電波を出し続けます。その電波を何処まで受信できるか追ってみました。一般の人には単なる雑音でしょう。
「DESPATCH」から出している信号はCW(モールス信号(プープー)、「しんえん2」はポーピーポーパー・・・です。

「DESPATCH」.mp3へリンク  2014/12/3 21:40(JST)~2分間ぐらいです。15万kmぐらい先かな?
「しんえん2」.mp3 へのリンク   2014/12/4 00:04:30 ~約1分間ぐらいです。

一般のアマチュア衛星は高度約400km=0.04万km、15万kmもの距離で聞こえるとは思ってもいませんでした。
外国では、150万km以上も受信している局がいるようです。
この音は、何ですか?「フーフーフー」とマが抜けた様な音です。
通常はCWを聴くときはもっと高い周波数で「ピーピーピー」と聴くはずです。
当局の場合は、CW信号の周波数を「ピーピーピー」にして聴くと、ノイズの「ザーッ」にかき消されて区別が付きません。(特に弱い信号)
①従って当局の場合は、弱いCW信号を聴くときに一番良く聞こえる周波数を、このくらいの低い周波数にして聴いているのです。(500~800Hz)
②しかも、この音はヘッドホンでは無くてスピーカーから音を出して聞きます。
③さらにスピーカーは、直接正面に向けずに横に向けます。
 この事によって周波数が高く指向性が有るノイズ成分は横では減衰します。
④音量も大きすぎずに一番メリットの有る音量にします。

以上の様にCW信号は、超アナログ信号です。従って超アナログ的に聴きます。hihi

それでは、銀フィルターとは?( 銀フィルター=シルバーフィルターと言うべきかな?)

                  ↑ ↑ 430MHz帯のノイズを受信してWavePad音声編集ソフト(約7,000.-)の
                     FFT機能を使って表示した。

早いCWを聴くのは若い人にはかないませんが、このような微弱のCW信号は、銀フィルター?を活用すれば、まだまだ引退せずに続けられそうです。
天から与えられた「銀フィルター」を100%使いましょう!(若い人には効果が無いと思います?)
今回の「しんえん2」と「DESPATCH」は、今までの衛星に無い「微弱信号」に挑戦させられました。hi
おかげで「微弱信号を聴く」、「アンテナの性能を上げる」と言う、アマチュア無線にとって最も基本的なテーマを与えてくれました。
この2つのテーマを追求するために挑戦意欲が沸いてきました。
( 76才!)
次は、アンテナをもう少しグレードアップしたいと思います。もちろん既製品では無くて「設計、製作」して!!。
今回のアンテナは、これです。
「しんえん2」と「DESPATCH」、ありがとう!ありがとうございました!

おまけ

これで合っているかな?(ゲイン計算のみ)
無線機(IC-9100)の感度マージンを4.5dB(適当値)とすると、10dBのマージンとなり、何とか聞こえるレベルになる。(hi!)
実際には、低仰角(EL10ぐらい)だったので、さらに大地反射が4dBぐらい有ったはずなので、14dBぐらいのマージンか!。
アンテナゲインが20dBiなら、25~30万lmまで聞こえることになる。
今回使ったアンテナなら4本必要です。

これは簡単ではない!

昔(若いとき)は、S/N 0dBぐらいでも聞こえたが、今では「銀フィルター」を使っても、10dBは必要か!

おしまい