32.1  LiteVNA 100kHz~6.3GHzの動作検証中                     工事中                                                     2023/09/02   JA1CPA 

 

前回のnanoVNA ~900MHz(ここの欄の下の方に記述した)が出てから4年が経過しました。今回は周波数が6.3GHzとなり5.6GHzにも使えます。使い方は基本的に同じようですがメニューは格段に多くなったようです。a~zで買いました。

1. メニューのマップです。↓   比較的使うところに赤の印をつけています。  間違い等がありましたら連絡ください。

2. 操作部の説明

A:USB-C 付属のUSBケーブルを差し込んで充電(5V)する

B:電源スイッチ、右にスライドするとON,左でOFF

C:ジョグスイッチ(と言うのかな?)押してメニューがでる,再押しで消す

      左右に倒すとマーカーが左右に移動する  

D:SMAコネクター,校正やケーブルロス,SWRなどを測定する

E:SMAコネクター,校正やケーブルロスなどを測定する

F:画面タッチのツメ

画面クリック拡大

3. 操作準備

 

①電源ONで直ちに測定状態になる

 

②ジョグスイッチを押す、タッチのツメで画面をタッチする または 指で画面をタッチすると右側にホームメニューが出る もう一度タッチするとホームメニューが消える

4. よく使う機能の操作(以下で説明するもの)

    ①周波数範囲指定 ②キャリブレーション(校正)と保存操作 ③測定に必要な条件の呼出し SWRを測定条件に入れる 測定の実施例 

4.1.①周波数範囲指定  初期設定では最下段に左端 START 100.000kHz        右端 STOP 3.000 000 000GHzとなっている

下記の青文字は表示が出てパスしてその下にある茶文字をタッチすることを表しています。

DISPLAY,MARKER,STIMULUS⇒START⇒測定範囲下限数字キー押下 STOP測定範囲上限数字キー押下

例:5.6GHz帯の下限5.650GHz,上限5.850GHzを設定する場合

STARTをタッチ、キーボードが出るので5.65Gのタッチ、メニューが消えるので画面タッチしてSTOPタッチ,キーボードが出るので5.85Gのタッチ,画面の下左端に START 5.650 000 000GHz 及び画面右端に STOP 5.850 000 000GHz と出ている。(このままだ電源OFFすると設定が消える)

ホームメニュー以外は各メニューの一番下に <BACK がありこれをタッチすると一つ前のメニューに戻ります 

4.1.②キャリブレーション(校正)と保存操作(これをしないと使えません) 

D端子に付属の青いケーブルを1本取り付けます。他の一本と区別するために白いチューブ部分に印をつけます。

常に測定に使うケーブルをこのケーブルに決めておく。ケーブル先端に付属の中継コネクターを付けます。

DISPLAY,MARKER,STIMULUS,CALIBRATE⇒CALIBRATE⇒OPEN⇒OPEN, 中継コネクター先端に付属のショート端子(先端に芯が出ているもの)を取り付けます。各コネクターのゆるみがないか確認してください。

SHORT⇒☑SHORT, 中継コネクター先端に付属の50Ω端子(外側先端が細くなっているもの,テスターで測ると50Ωになっている)を取り付けます。各コネクターのゆるみがないか確認してください。

LORD⇒☑LOAD,そのままの状態で ISOLN⇒ISOLN,

本体の下側SMA端子(E)にもう一本の付属の青いケーブルを取り付けます。その先端を前記のケーブル先端の50Ωを取り去って代わりに取り付けます。SMA端子のDとEが付属ケーブルと付属中継コネクターでショートした状態になる。各コネクターのゆるみがないか確認してください。

 THRU⇒☑THRU,DONE⇒ Empty 1⇒ 例:5.65GHz 5.85GHz と周波数が2段に表示されて今まで設定した条件(周波数範囲、校正等)が全て保存されます。<BACK <BACK ホームメニューに戻ります

他の周波数などの条件設定は、4.1.①から繰り返してEmpty 1~6に保存すればよい。

4.1.③保存した測定条件の呼出しと測定の実施

ホームメニューからDISPLAY,MARKER,STIMULUS,CALIBRATE,RECALL例:5.65GHz 5.85GHz と周波数が2段に表示されているところをタッチすると☑5.65GHz 5.85GHz となり測定状態になる。この状態で測定中になっています。画面をタッチしてメニューを消す。

4.1.④SWRを測定条件に入れる

DISPLAY⇒TRACE,FORMAT S11(REFL)⇒LOGMAG,PHASE,DELAY,SMITH,SWR⇒☑SWR となる。<BACK <BACK でホームメニューに戻ります 

これで黄色い線がSWR特性を表示するようになりました。

4.1.⑤測定の実施例

SMAにD端子に付属の青いケーブルを1本取り付けます。先端に中継コネクターと付属の50Ωを付けます。

SWRの黄色線が画面下に直線になります。左上に黄文字で >S11 SWR 250M/1.052 と白文字で1.052 がSWRを表しています。カーソル1の値です。ジョグスイッチを右に倒すとカーソル1が右に移動して止めたところのSWRが左上白文字で表示されます。その周波数は右上3段目 >M1:

5. 実際のアンテナの測定  ケーブルを4mほど付けています

左側写真はは5.640~5.850GHz下の黄色の波がSWRです

左上白文字1.298がSWRでその時の周波数がカーソル1で右の上から3段目の白文字で5.760 750 000GHz です

右側写真は2.400~2.450GHzの測定結果です

このアンテナは2.4GHz/5.6GHzのWi-Fi用として売っていたものでどちらの周波数も使えそうです

中心の円形はスミスチャートの測定です

6. ケーブルロスの測定

長さ1mの12.4Ghzテストリード(SMAプラグ-プラグ)セミフレキタイプです。(ユウエツ精機,モノタロウで購入,納期10日)

青線がロス曲線で5.760 750 000GHzで-1.38dBとなっています。

校正より中継コネクターが1個増えているのでロスは約1dB程度

同じような太さのRG174同軸ケーブルは5.76GHzで2mで7.58dB、

2.43GHzで3.98dBでした

7. いろいろ

① 拡張性について確認しました。(左画面) 

キャリブレーションで周波数の設定をSTART 1GHz, STOP 10GHzとやってみました。

START 1.000 000 000 GHz,  STOP 9.300 000 000 GHzとなりました。

しかし 50ΩLOADを接続したときのSWR は黄色線のように 6.353 500 000 GHzで 1.073となっていますが, それより高い周波数では上下に大きく変動していて使い物にはなりません。

50ΩLOADがダメなのか,性能がダメなのかは不明です。 

他の機能について調べられるか検討予定。

(10GHzで真値のものが必要)

 

 

 

 

 


 

ここからは2年前の記述です!

32.ベクトルネットワークアナライザー NanoVNAの動作検証中                            2019/9/21   

 

現物の画面の文字が小さくて当局の限界を超えています。記述内容については,断りなく逐次 変更追加削除をします。

下記の「NanoVNA一覧表」は現物を調べたものです。従ってスペル,展開位置等で誤りがあるかもしれません。Verよる違いもあるかも?

各用語の意味については十分に理解していません。日本語の説明書は,ここで入手できますが・・・!  概要説明程度です。 

ここに具体的な説明を見つけました。http://www.ogaki-tv.ne.jp/~tony/ycy17.htm   2019/9/23,11:25

 

1.電源ON: 上中右にあるスライドスイッチを右にするとONし,左にするとOFFする。(LEDは遅延消灯)

2.画面右端をクリック(ボールペン頭,指 等)でクリックするとメニューが出る。スライドスイッチの右側のジョグダイヤルでも画面操作可能。

周波数を設定したら変な画面になった?! (CENTER,SPAN等)、Ver変更しないとNGかな!、VerUPは簡単ではないらしい?

初期値はSTART 50.000 kHz  STOP 900.000 000 MHz になっている。

START:100MHz設定、STOP:500MHz設定したら左画面になった。CENTER,SPANを設定しても同じ画面になる??

画面表示はSTART:100MHz、STOP:500MHzになっているがグラフ表示の真ん中が無い?、ピーク(ノイズ?)も!。

購入先,購入時期,価格によって,いろいろ違いがあるかも!。もう1年もすれば安定するかも??!

ファームウェア アップデートは結構面倒らしい?。

もう一台買った!。2019/9/23 

(左写真の左側 7.68k.-最も高価?即納品!) 

LEDの色が緑になり明るくなっている。電池が交換出来るようにコネクターになっている。

ただしバージョンアップ関係の端子に引っかかっている。

左側の2カ所シールドケースが無い。電池の表記が少し違う。ブスチックケースが付いていない。NanoVNAのフォントが少し違う。

 

(新)NanoVNAは今のところ動作は良好の模様。

START,STOP等周波数を変更しても正しく変更されて動いている。

グラフも正常。

 

 

 

 

N1201SAと新NanoVNAとAA-1400の比較

SWRが,ほぼ同じ絵になっている。

しかし正確にはスパンを拡大して再測定が必要!

横軸は共に,137.0MHz~900.0MHz、縦軸はスケール単位が違う。

(新)NanoVNAの縦軸スケール目盛単位がよく分からない!

PC表示のアプリをインストールした。  2019/9/25 10:39

操作の概略は http://www.ogaki-tv.ne.jp/~tony/ycy17.htm  の通り。

インストール方法の一部は違っていたが適当にやった。

4つのファイルが出てくるが分離しない。付属のUSBケーブルをつなぐ。

NanoVNA本体を先に動作状態にしてからNanoVNA.exeをクリックするとアプリが立ち上げる。最初は右のグラフは出ていない。(白画面)

左上Connectをクリックする。Disconnect表示になるが,だめなときは上右のRefreshをクリックする。COM(数字)が出るはず。

左中の「Get data」左下の□AutoRefreshをクリックすると,1~3秒後にグラフが出る。

一番下左長角枠内で表示グラフを選ぶ。↑↑     あとは適当に!

グラフの形絵としては他のアナライザー等と同じになっているが,SWRの縦軸目盛り数値が異常?。

このNanoVNAは,大きさ,価格からは革命的な品物です。

前に買ったNanoVNAもアプリから動かすとほぼ正しく動く時もあります。測定器は正確性と信頼性が重要です。当局の知識不足や使い方の不備もありますが,測定器として使えるまでには,もう少し時間が必要かと思います。                              

                                                                                                                      2019/12/21

▽マーカーはペン先などで画面に振れて移動すると付いてきます。

右上 1: 145.900 000 MHz  の数字が変化します。   

 

とりあえず,おわり